北海道大学農学部/農学院/農学研究院
流域砂防学研究室
Laboratory of Earth Surface Processes and Land Management
業績
原著論文(査読あり)
※研究室の学生(太字)が卒業論文,修士論文,博士論文として取り組んだ内容を発表したもののみ抜粋(2019~2023年度)
五十嵐和秀・松岡暁・木下篤彦・山田孝(2023):渓流水面画像のRGB値の単位ベクトルを用いた濁度評価と土石流検知手法-信濃川水系芋川と石狩川水系黒岳沢川を事例に-,砂防学会誌76(1):22-33.
https://doi.org/10.11475/sabo.76.1_22
片山和紬・金城伶奈・山田孝(2023):土石流先頭部に集積する流木群の実態,自然災害科学42(1):43-51.
https://doi.org/10.24762/jndsj.42.1_43
遠藤優人・山田孝(2023):北海道胆振東部地震による厚真町での滑動型表層崩壊による木造家屋被害の実態と被災形態の特性,自然災害科学42(3):225-238.
https://doi.org/10.24762/jndsj.42.3_225
松永一慶・桂真也・吉野孝彦・松永隆正(2023):花崗岩山地小流域における基岩湧水の湧出特性とモデル化,砂防学会誌76(1):34-41.
https://doi.org/10.11475/sabo.76.1_34
Katsura, S., Suzuki, Y., and Yoshino, T. (2023): Saturated hydraulic conductivity and water retention curve of variably weathered tuff breccia bedrock in a headwater catchment, Journal of Hydrology, 632, 130889.
https://doi.org/10.1016/j.jhydrol.2024.130889
Yoshino, T., and Katsura, S. (2022): Perennial groundwater zone formation processes in thin organic soil layers overlying thick clayed mineral soil layers in a small serpentine headwater catchment, Water, 14, 3122.
https://doi.org/10.3390/w14193122
Aoki, T., Katsura, S., Koi, T., Tanaka, Y., and Yamada, T. (2022): Hydrauli c properties of and pressure-head dynamics in thick pyroclastic-fall deposits in Atsuma, Northern Japan: Implications for the role of water in shallow landslides induced by the 2018 Hokkaido Eastern Iburi Earthquake, Landslides 19(8): 1813-1824.
https://doi.org/10.1007/s10346-022-01884-w
Shui Yamaguchi, Mio Kasai (2022): A new index representative of seismic cracks to assess post-seismic landslide susceptibility, Transactions in GIS, Vol.26, 1040-1061.
https://doi.org/10.1111/tgis.12900
松永隆正・桂真也(2021):熱収支法に基づく気象庁観測データを用いた時間融雪水量の推定と地すべり地の地下水位変動解析への適用,日本地すべり学会誌58(4):1-16.
https://doi.org/10.3313/jls.58.153
Toshiya Aoki, Shin'ya Katsura, Takahiko Yoshino, Takashi Koi, Yasutaka Tanaka, Takashi Yamada (2021): Pressure Head Dynamics on a Natural Slope in Eastern Iburi Struck by the 2018 Hokkaido Earthquake, Understanding and Reducing Landslide Disaster Risk, Vol.5 Catastrophic Landslides and Frontiers of Landslide Science, 81-86.
https://doi.org/10.1007/978-3-030-60319-9_7
Yongrae KIM, Takashi YAMADA (2021): Experimental study of sabo dam physical measures against subsequent sediment flow following debris flow deposition, International Journal of erosion control engineering, Vol.13, No.3, 56-63.
https://doi.org/10.13101/ijece.13.56
松永一慶・桂真也(2020):多数の短期・長期降雨指標を用いた平成28年熊本地震後の土砂移動現象発生時の降雨規模評価,第10回土砂災害に関するシンポジウム論文集,7-12.
https://committees.jsce.or.jp/seibu_s01/system/files/10th_02.pdf
柳井一希・笠井美青(2020):WOE法及びロジスティック回帰法による和歌山県那智川流域における表層崩壊危険度分布,日本地すべり学会誌57(3):90–98.
https://doi.org/10.3313/jls.57.90
Shui Yamaguchi, Mio Kasai (2020): Incorporating ground cracks in the estimation of post-seismic landslide susceptibility, Proceedings of GEOMORPHOMETRY 2020 Conference, 166-169.
https://www.irpi.cnr.it/conference-files/geomorphometry-2020/45.pdf
関根猛・桂真也(2020):地すべりの日移動量と最も相関の強い水文量の検討,日本地すべり学会誌57(2):19-26.
https://doi.org/10.3313/jls.57.59
金正賢・浅野仁・本間宏樹・井上忠・山田孝・笠井美青・南里智之・丸谷知己(2019):北海道十勝岳美瑛川の大正泥流流下・堆積区域における流木残存・流失実態,砂防学会誌72(3):4-10.
https://doi.org/10.11475/sabo.72.3_4
学会発表
※研究室の学生(太字)が筆頭者として発表したもののみ抜粋(2019~2023年度)
[2023年度]
富岡稜太:北海道における⼟砂災害警戒区域内⼈⼝の現状と将来予測.2023年度砂防学会研究発表会
冨安蓮, 笠井美青, 山田孝:CNNによるH30年胆振東部地震における崩壊⼟砂の到達距離の推定.2023年度砂防学会研究発表会
原悠⼈, 笠井美青:地表⾯変位速度を⽤いた深層崩壊危険斜⾯の推定.2023年度砂防学会研究発表会
松永隆正, 桂真也:気象庁数値予報データを用いた広域的な融雪地すべり警戒指標の検討.2023年度砂防学会研究発表会
吉野孝彦, 桂真也:凝灰⾓礫岩山地源流域の厚い粘土層が水文プロセスに与える影響.2023年度砂防学会研究発表会
[2022年度]
山口柊生, 笠井美青:地震亀裂に着目した 2016 年熊本地震後の崩壊危険度評価. 令和4年度砂防学会研究発表会(宮崎 オンライン) 2022 年 5 月 12 日
青木稔弥, 桂真也, 厚井高志, 山田孝:浸透流解析に基づく平成 30 年北海道胆振東部地震による斜面崩壊の発生危険条件の検討. 砂防学会研究発表会 2022 年 5 月
北村明希子, 厚井高志, 桂真也:北海道胆振東部地震による崩壊裸地斜面からの地震後生産土砂量の空間分布と時間変化. 砂防学会研究発表会 2022 年 5 月
吉野孝彦,桂真也,鈴木優子:実測した基岩の水分特性を用いた浸透流解析による凝灰角礫岩山地源流域の地下水流動プロセスの再現,2022 年度砂防学会研究発表会
松永隆正,桂真也:実効地表面到達水量に基づく広域的な融雪地すべり警戒指標の検討,2022年度砂防学会研究発表会
松永一慶,桂真也,吉野孝彦,松永隆正:花崗岩山地小流域における基岩湧水の流出特性と実効雨量に基づく関数モデルの適用,2022 年度砂防学会研究発表会
鈴木優子,桂真也,吉野孝彦:凝灰角礫岩山地源流域における風化基岩層の透水性・保水性の計測,2022 年度砂防学会研究発表会
Matsunaga, T., and Katsura, S.: Analyzing hourly groundwater level fluctuation in a deep-seated landslide site incorporating the effect of snowmelt estimated by the heat balance method with general meteorological elements,The 25th Seoul National University - Hokkaido University Joint Symposium; Towards a Sustainable Future: A Regional Focus
[2021年度]
竹中源弥,山田孝:平成 30 年北海道胆振東部地震で発生した緩勾配斜面崩壊メカニズムに関する実験的研究,令和 3 年度砂防学会研究発表会オンライン大会,2021 年 5 月
遠藤優人,山田孝:火山灰堆積斜面での地震動に起因した滑動型崩壊による木造家屋の被災形態推定手法の提案-平成30年北海道胆振東部地震による事例-,令和 3 年度砂防学会研究
発表会オンライン大会,2021 年 5 月
野口絹子, 笠井美青, 早川裕弌, 飯塚浩太郎, 小口高:UAV-LiDAR と UAV マルチスペクトルセンサを用いた地すべり活動の把握. 日本地形学連合秋季大会 2021 年 12 月 5 日
山口柊生, 笠井美青:2016 年熊本地震後の崩壊危険度評価. 第 60 回地すべり学会研究発表会2021 年 9 月 16 日
武井健太, 笠井美青:北海道胆振東部地震で発生した地すべり斜面における地震前の地形的特徴. 第 60 回 日本地すべり学会研究発表会 2021 年 9 月 15 日
Shui Yamaguchi, Mio Kasai. Incorporating ground cracks in the estimation of post-seismic landslide susceptibility. Geomorphometry 2021 2021 年 9 月 15 日
岸本海笛, 笠井美青, 佐野寿聰:ALB とドローン空撮による戸蔦別川における河床変動観測. 鵡川・沙流川流域土砂動態現地勉強会(第 11 回) 2021 年 8 月 3 日
山口柊生, 笠井美青:亀裂を考慮した地震後の崩壊危険度評価. 日本地球惑星科学連合 2021 年大会 2021 年 6 月 6 日
岸本海笛, 笠井美青, 佐野寿聰:ALB とドローン空撮による、北海道東部戸蔦別川における河床低下プロセスの観測. 日本地球惑星科学連合 2021 年大会 2021 年 6 月 4 日
Toshiya Aoki, Shin’ya Katsura, Takahiko Yoshino, Takashi Koi, Yasutaka Tanaka, Takashi Yamada: Pressure Head Dynamics on a Natural Slope in Eastern Iburi Struck by the 2018 Hokkaido Earthquake. 5th World Landslide Forum. 2021 年 11 月 4 日
Matsunaga, T., and Katsura, S.: A study on an extensively applicable method for determining snowmelt-induced landslides warning periods based on a hydrological index. EGU General Assembly 2021
松永隆正,桂真也:融雪を考慮した広域水文指標に基づく地すべり要警戒地域・期間の設定.2021 年度砂防学会研究発表会
松永一慶,桂真也:花崗岩山地小流域での基岩湧水の流出特性. 2021 年度砂防学会研究発表会
吉野孝彦,桂真也:多雪地域の凝灰角礫岩山地源流域における基岩内地下水位の変化. 2021 年度砂防学会研究発表会
松永隆正,桂真也:積雪・融雪状況の再現計算に基づく 2021 年 3 月 3 日新潟県糸魚川市来海沢地区で発生した融雪地すべりの発生要因の検討. 第 60 回日本地すべり学会研究発表会
[2020年度]
Natsumi Katayama, Takashi Yamada: A study on characteristics of movement of woody debris mass in debris flows by video footage analysis,EGU2020 Sharing Geoscience Online May 2020
片山和紬,山田孝:土石流先頭部への流木の集中化,2020 年度砂防学会研究発表会概要集,p179-180,2020 年
間片大地,山田孝:地震に起因した火山灰堆積斜面崩壊による崩土の長距離移動実態の解明~2018 年 9 月北海道胆振東部地震による厚真町の事例~,令和 2 年度地すべり学会研究発表会概要集,2020 年
山口柊生,笠井美青,山田孝:阿蘇立野地区を対象にした平成 28 年熊本地震後の崩壊危険斜面の評価,砂防学会研究発表会(オンライン),2020 年 5 月
法覚俊,笠井美青,山田孝:成 28 年 8 月北海道豪雨時の戸蔦別川における河畔林流失と河床剪断力,砂防学会研究発表会(オンライン),2020 年 5 月
Matsunaga, T., and Katsura, S.: Estimation of the hourly snowmelt based on the heat balance method using the Japan Meteorological Agency observation data alone and application for analyzing groundwater level fluctuation in a landslide site EGU2020: Sharing Geoscience Online
Yoshino, T., and Katsura, S.: Roles of clay layers in rainfall-runoff processes in a serpentinite headwater catchment, EGU2020: Sharing Geoscience Online
松永一慶,桂真也:多数の降雨指標を用いた平成 28 年熊本地震後の警戒避難雨量基準の引き下げに関する検討,2020 年度砂防学会研究発表会(オンライン)
青木稔弥,桂真也,厚井高志,田中健貴,山田孝:平成 30 年北海道胆振東部地震により崩壊が多発したテフラ堆積斜面の降雨浸透特性,2020 年度砂防学会研究発表会(オンライン)
吉野孝彦,桂真也:風化物が粘土化する蛇紋岩山地源流域における降雨流出機構,2020 年度砂防学会研究発表会(オンライン)
松永隆正,桂真也:平成 29 年 5 月長野県飯山市井出川流域での融雪を起因とした土砂災害に対する警戒避難基準の検討,第 59 回日本地すべり学会研究発表会
[2019年度]
Yasuhira Tanigawa and Takashi Yamada. Experimental study on the development process of torrent bed material scouring-induced debris flow by using image information, AGU Fall Meeting 2019, 2019 年 12月 American Geophysical Union.
谷川安平,山田孝. 渓床堆積物再移動型土石流の発達過程に関する画像情報を用いた実験的研究,2019 年度(公社)砂防学会研究発表会,盛岡市民文化ホール・いわて県民情報交流センター
(岩手県),2019 年 5 月
谷川安平,山田孝. 画像情報を用いた渓床堆積物再移動型土石流の発達過程に関する実験的研究,第 38 回日本自然災害学会学術講演会,2019 年 9 月
片山和紬,山田孝. 土石流の発生・流下に伴う流木塊発達に関する実験 ,平成 31 年度公益社団法人砂防学会研究発表会,盛岡市民文化ホール・いわて県民情報交流センター(岩手県),2019 年 5 月
片山和紬,山田孝. 土石流の発生・流下に伴う流木塊発達に関する実験,日本自然災害学会 第38 回学術講演会,2019 年 9 月
鈴木貴大,山田孝. 熱水による融雪水量についての基礎的実験,日本雪氷学会雪氷研究大会,2019 年 9 月
Daisuke Aoki and Mio Kasai. Channel response to an intense storm event in Tottabetsu River in eastern Hokkaido, Japan, EGU General Assembly 2019
青木大輔, 笠井美青, 山田孝. 北海道十勝川水系における平成 28 年 8 月出水での河道変化, 砂防学会研究発表会,盛岡市民文化ホール・いわて県民情報交流センター(岩手県),2019 年 5
月
法覚俊, 笠井美青, 山田孝. 流域サイズと出水時の発生流木量の関係, 砂防学会研究発表会,盛岡市民文化ホール・いわて県民情報交流センター(岩手県),2019 年 5 月
齋藤はるか, 桂真也, 梅谷涼太, 林真一郎. 数量化 II 類を用いた大規模地震が降雨による斜面崩壊発生場の特性に与える影響評価, 砂防学会研究発表会,盛岡市民文化ホール・いわて県民情報交流センター(岩手県),2019 年 5 月
梅谷涼太, 桂真也, 齋藤はるか, 林真一郎. 平成 28 年熊本地震による崩壊土砂の堆積要因とその後の降雨による二次移動要因, 砂防学会研究発表会,盛岡市民文化ホール・いわて県民情報交流センター(岩手県),2019 年 5 月
松永隆正, 桂真也. 気象庁観測データのみを用いた融雪水量の推定とそれに基づく地すべり地の時間地下水位変動モデルの開発, 砂防学会研究発表会,盛岡市民文化ホール・いわて県民情報交流センター(岩手県),2019 年 5 月